『あんぱんまん』が教えてくれたこと―神話的考察

アニメ「それいけ!アンパンマン」の原作、やなせたかしさんの絵本『あんぱんまん』の神話的考察。

(序) 「なんのために うまれて」

 

なんのために うまれて

なにをして いきるのか

こたえられないなんて

そんなのは いやだ!

 

やなせたかし作詞『アンパンマンのマーチ』より)

 

 国民的アニメ『それいけ!アンパンマン』の原作、

『あんぱんまん』を神話として読み解いてみよう、

というのがこのブログの趣旨です。

 

ここでの神話の定義ですが、

「世界や人間や文化の起源を語り、そうすることによって今の世界のあり方を基礎づけ、人々には生き方のモデルを提供する神聖な物語」

(吉田敦彦・松村一男『神話学とは何か』有斐閣新書 1987年)

 としておきたいと思います。

 

『あんぱんまん』は優れた童話であると同時に、

とても奥の深い「神話」であると直観しています。

 

「なんのために うまれて なにをして いきるのか」

 

どうぞよろしくお付き合いください。

 

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